「不満あり」訪介は6割、デイは約半数-日本政策金融公庫総研が介護者らに調査


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 訪問介護の利用者の介護にかかわる人のうち、約6割はサービスになんらかの不満を持っているとする調査結果を、日本政策金融公庫総合研究所(総合研究所)が取りまとめた。同じ調査では、通所介護の利用者の介護にかかわる人の半数近くが、サービスになんらかの不満を抱えている結果も示された。【ただ正芳】

 総合研究所では昨年12月、65歳以上の人の介護に携わっている1059人に対し、インターネットを通じたアンケート調査を実施した。

 このうち、訪問介護を利用している人の介護に携わっている322人に対し、サービスへの不満を複数回答でたずねた質問では、なんらかの不満を感じている人は60.2%いた。不満の内容で最も多かったのは「自己負担額が高い」の23.0%で、以下は「利用回数に制限がある」「ヘルパーによって介護の仕方にばらつきがある」(いずれも21.7%)、「夜間に利用できない」(17.4%)、「お願いしても介護保険内では対応できないと断られることがある」(12.7%)などが続いた。

 また、通所介護の利用者の介護に関与している487人に対し、サービスへの不満を複数回答で尋ねたところ、なんらかの不満を感じている人は47.0%いた。不満の内容で最も多かったのは「自己負担額が高い」の18.1%で、「利用回数に制限がある」(16.4%)や「介護職員によって介護の仕方にばらつきがある」「介護されている時の利用者の様子がよくわからない」(いずれも9.7%)などにも一定の回答があった。

 さらに訪問介護や通所介護の利用者の介護に携わっている人に施設サービスの利用意向を尋ねたところ、「検討している」が34.3%、「すでに申し込んでいる」が17.7%で、施設利用を前向きに捉えている人が52%となった。一方、「施設に入所させる気はない」と答えた人は、17.2%にとどまった。

 訪問介護や通所介護への不満が高かった点について、総合研究所では、職員の接遇に関する教育や業務上の引き継ぎなどがうまく行っていない事業所が少なくないことなどが背景として考えられると指摘。「各事業所は、従業員のやる気を引きだせるようなマネジメントに取り組む必要があるのではないか」(総合研究所小企業研究第一グループ)としている。

■保険外サービスの利用、6割が前向き

 また、保険外のサービスの利用の意向について尋ねた質問では、「利用している」と「利用してみたい」と答えた人の合計は60.9%となり、おおよそ6割の人が保険外のサービスに前向きであることが分かった。利用してみたい保険外サービスを複数回答で尋ねた質問では、宿泊付の通所介護(お泊まりデイサービス)が35.5%で最も多く、以下は「家事代行サービス」(27.1%)、「配食サービス」(26.9%)などが続いた。